2016年12月12日月曜日

マインドマップで試験勉強 No.6 「記憶のための作戦を練る」

写真 「カラーペン 12色セット」

塚原美樹です。

今回のマインドマップの「試験勉強」への活用法のシリーズ記事、活用していらっしゃいますか。

身近なことで早速試してみることも、成功への近道かもしれませんよ。

さて、前回は、テキストの内容を「記憶」するために、そもそも「記憶の原理」を知っておこうという話でした。

 Imagination & Association

という脳が自然に行っている二つのことを使って、私たちは記憶しているのだということを確認しました。

今回は、記憶術の中でも、比較的使いやすい数字を使った記憶術についてご説明します。これには、ナンバーリズム法とナンバーシェイプ法があります。

1.ナンバーリズム法


ナンバーリズム法は、数字の「」に何らかの「イメージ (Imagination)」をあてはめ、そのイメージを覚えたいものに「関連 (Association)」させて記憶する方法です。

たとえば、各数字の音の頭文字をイメージにあてはめると、

  1. いちご
  2. にんじん
  3. さんま
  4. ようかん
  5. ごま
  6. ロンドン
  7. なす
  8. きゅうり
  9. 冷凍みかん

のようになります。こうして、各数字にイメージを紐付けて覚えておきます。覚える時は、なるべくイメージが頭に浮かぶようにしてください。

2.ナンバーシェイプ法


ナンバーシェイプ法は、数字の「」に何らかの「イメージ (Imagination)」をあてはめ、そのイメージを覚えたいものに「関連 (Association)」させて記憶する方法です。

たとえば、

  1. ペン
  2. あひる
  3. おしり (3を90度右に回すとおしりの形に見える)
  4. ヨット (4がマストの形に見える)
  5. へび (へびがぐるっと巻きついているように見える)
  6. ダルマ
  7. 風船 (丸い部分が風船で、下の部分は風船につけられた紐)
  8. 輪っか

図 「あひる」
あひるは2という数字の形に似ている

のような感じです。こちらも各数字にイメージを紐付けて覚えておきます。

3.ナンバー法を試験勉強に使う方法


たとえば、「中小企業支援法」という法律の勉強をしているとします。この法律では、中小企業を業種ごとに定義しています。

  1. 製造業、建設業、運輸業においては、資本金3億円以下または従業員数300人以下の会社が中小企業であると定義されています。
  2. 一方、サービス業では、資本金5,000万円以下または従業員数100人以下の会社が中小企業と定義されています。

あなたは、業種ごとに資本金額と従業員数を覚えなくてはならないとします。これをナンバー法で覚えられるでしょうか。

私だったら、こんな風にして覚えるかもしれません。

  1. 製造業、建設業、運輸業などは男性が多く、現場の人たちの昼食は「さんま (3億円)」が人気。制服を着ていることが多いけれど、実は「おしり (300人)」の部分がすり減りやすくて困っています。
  2. サービス業は女性が多く、ヘルシー志向なのでランチのご飯には「ゴマ (5,000万円)」をふりかけています。仕事は「ペン (100人)」を持ってメモをすることが多い。

分かりますか?

資本金額はナンバーリズム、従業員数はナンバーシェイプを使っています。

今回は文章で書いてしまっていますが、実際には、これを頭の中で面白いイメージにするのです。

4.記憶の作戦を練ったらマインドマップに落とし込む


こうして、記憶術を使って記憶する作戦を練ったら、記憶術に使ったイメージをマインドマップの中にかいておくのです。その方法は、次回、ご説明しますね。

なお、記憶の原理とつながる脳が自然に行っていることについては、以下のシリーズ記事がありますので、よかったらあわせて読んでみてくださいね。

シリーズ記事 「マインドマップは脳に自然な思考ツール」


シリーズ記事 「マインドマップで試験勉強」

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