2017年2月7日火曜日

マインドマップの書き方入門 No.1 「マインドマップとは?」

マインドマップ 「HEAD STRONG」 (作: トニー・ブザン)
マインドマップの考案者 トニー・ブザンが作成したマインドマップ

塚原美樹です。

今回は、マインドマップをほとんど知らないという人が、マインドマップを書くためのシリーズをお届けします。

第1回の今日は、まず、マインドマップはどのようなものかについてお話しします。

「マインドマップ®」とは、脳本来の力を効果的に引き出すことのできる思考ツールです。

仕事や勉強にマインドマップを使うと、大変な効果を上げます。

もともとマインドマップは、40年以上前にイギリス人のトニー・ブザン (Tony Buzan)が開発しました。

トニー・ブザンは、今や著者として、また講演者として、世界中で知られる知的著名人です。

また、マインドマップは専用ソフトウェアも多数あり、書籍も世界100カ国以上で出版されているほど、世界中で広く使われているツールでもあります。

  • 仕事の効率を高めたいと考えている人
  • 成績を上げたい学生
  • 生徒たちの成績を伸ばしたい教師
  • チームの生産性を上げたい人

など、さまざまな人に役立ちます。

近年では、研修に採用する大手企業や、授業に取り入れる学校も増えています。

1.マインドマップってどんなもの?


マインドマップは、私たちの頭の中で起きていることをそのまま、見えるようにしたようなノートです。

私たちの頭は、普段、自然と「連想」をしています。何かを考える時にも、一つの考えが次の考えを生み、また次の考えを生み、といった風に、考えは連鎖しています。

ところが、このように連想は連鎖しているために、最初に考えようとしていたものから関係のないものに内容が変化してしまい、何を考えていたのかわからなくなってしまうことがあります。

マインドマップは、頭が行っている連想をそのまま書き、頭の中で起きていることを見えるようにしたようなノートなのです。連想が見えるようになることで、考え続けるのがラクになります。

マインドマップを使いこなすと、仕事のスピードが早まり、勉強の成果も上がります。これは、マインドマップが脳の自然な思考プロセスを上手く活かしたツールだからです。

2.マインドマップの定義


マインドマップを定義するならば、「脳の思考プロセスである放射思考を反映したノート」となるでしょう。

「放射思考」という言葉は、トニー・ブザンが作りました。

連想には、一つのきっかけからバラバラに連想が多数生まれるパターンと、一つの連想が次の連想を生み、さらに次の連想という風に連鎖するパターンの二種類があります。

この2つの連想のパターンを組み合わせて、視覚的に表現すると、「放射状」、つまり樹を下から見上げたような樹状形になっていきます。

マインドマップは、まさにこの「樹状形」になっており、私たちの脳が自然に連想しているものを、そのまま「見える化」したようなノートです。だから、「放射思考を反映したノート」と定義できるのです。

3.マインドマップは何に使える?


考えるのをラクにしてくれるマインドマップ。どんなことに使えるのか、少しご紹介します。

個人での活用

  • スピーチやプレゼン、レポートの原稿アイデアの作成
  • 年間・月間・週間の計画作成、タイムスケジュール作成
  • 1日のToDoリスト
  • 読書
  • 勉強
  • ビジョン作成
  • 自己分析
  • 自己紹介作成
  • 打ち合わせメモや会議メモ
  • 日記

グループやチームでの活用

  • 会議
  • ブレインストーミング
  • マニュアル作成
  • グループでの問題解決
  • ダイアローグ

マインドマップ 「LEARN」 (作: 塚原 美樹)
塚原美樹が作成した「頭の整理」のマインドマップ

さて、マインドマップについて、少しご理解いただけましたでしょうか。

次回以降は、マインドマップの書き方を少しずつお伝えしていきますね。


シリーズ記事 「マインドマップの書き方入門」

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