2016年12月26日月曜日

マインドマップで試験勉強 No.13 「試験を受ける目的を明確にする」

マインドマップ 「未来社会を考えるためのテンプレート」 (作: 塚原 美樹)
未来社会を考えるためのマインドマップ・テンプレート

塚原美樹です。

前回までは、マインドマップで試験勉強を進める際の学習計画の立て方や自己管理についてお話ししました。しかし、計画を立てたからといって、日々の自己管理を行ったからといって、そのとおりに進められる人は少ないのではないでしょうか。

「計画を必ずやり遂げ、目的を達成する」という強い気持ちがなくては、試験勉強を乗り越えていくことはできないものです。

今回は、なぜ、自分が試験に向かおうとしているのかを、マインドマップで明確にする方法についてお話ししたいと思います。

1.試験は人生の通過点


多くの場合、試験というのは、人生における一つの通過点でしかなく、本当の目的は別のところにあるのではないでしょうか。

もちろん、難関資格の試験などは、簡単に通過できるものではありませんが、「試験を通過するのは当然のこと、目的達成のために、その先に早く行かなくては」くらいの気持ちがなくては、合格するのは難しくもあります。

では、あなたはその試験を通過した後、何をしようとしているのでしょうか? まず、これを明確にしましょう。

試験の通過は、多くの場合、その先のキャリアと結びついていることと思います。試験を通過して、自分の目指すキャリアを築こうと考えて、勉強しているのではないでしょうか。

では、その目指すキャリアは自分にとって本当に必要なものなのでしょうか? ここが曖昧ですと、頑張りきれず、試験を通過するのは難しくなってしまいます。

つまり、試験勉強に向かうための精神というのは、自分のキャリアプランと大きく関わっているのです。

2.キャリアを考えるための三つのポイント


自分のキャリアを考える上で、大切なことは、以下の三つの重なる点を見出すことです。

  • 自分のできること
  • 自分のしたいこと
  • 求められていること

いくらしたいと思っても、それをする能力がなければできません。また、いくらしたいと思っていたり、能力があっても、社会から求められていなければ、仕事になりません。なので、この三つの重なる点を見出すのです。

「自分のできること」については、試験勉強の最中は、まだ「できること」になっていないかもしれないですね。「できる」ようになるために、勉強しているのですから。

ですが、ある程度、自分に向いているものである必要はあります。その人の個性やもともと持っている「強み」を、試験勉強によってより強いものにすることが成功のコツです。

人には様々な能力のタイプがありますので、自分がどのようなタイプであるのかを理解することも大切です。自分のタイプは、プロファイル検査などで確認することもできますが、学生時代までの経験で、能力が発揮できたところが「強み」ですので、ある程度、自分で考えることもできるでしょう。繰り返しますが、強いところを伸ばすのが、何よりものコツです。

「自分のしたいこと」については、どうでしょうか。試験通過後の自分のキャリアは、自分にとって「したいこと」になっていますか?

仕事は楽しいことばかりではありませんが、興味が持てたり、好きなことのほうが、続けやすいですよね。毎日、決まったことを確実に仕上げるのが好きな人もいれば、毎日、新しいことを考えて挑戦していくことが好きな人もいます。

将来のキャリアは、単なるイメージではなく、日々行う業務が具体的にどのようなものなのか、という目線で考え、本当に自分がしたいことなのかどうかを見極めてください。かっこいいと思って目指した職業に、いざついてみると、毎日の仕事は自分に向いていない、好きでもないことだった。こんなことにならないように、毎日の業務がどんなものであるのか、具体的によく調べてください。

「求められていること」については、社会をよく見ていなくては分かりません。この先、どのような社会になるのか、自分の目で見て、自分の頭で考える必要があります。

未来社会の動向については、周囲の人のアドバイスも聞くべきではありますが、周囲の人が本当に正しい見方をできているかどうか、これも、よく見極めてください。

たとえば、昔は大手企業に勤めれば安泰と思われている時代があり、親や先生方も、子供達にそういうところへの就職を勧めることが多かったのです。ところが、大手企業であっても、その後の時代の変化に追いつけず、または企業体質を刷新し続けることができず、社会から退出していったところは数多くあります。

時代は必ず変わるのです。未来社会を見抜く目を自分自身で養っていくことが非常に大切です。そのためには、歴史を学んだり、社会の出来事に普段から目を向けたりする努力が必要です。

そして、その洞察した未来社会をより良い社会にするために、自分はどの分野であれば貢献できるのかを考えるのです。自分の生まれながらの能力を発揮して、自分の強みにまで高め、社会に貢献するのです。

自分を生み出してくれた親や、その先にいるご先祖の方々。また、過去の歴史の中でいろいろな仕事をしてくださった人たち。その方々が、この国、この社会を良い社会になるよう努力してくれたからこそ、今の自分があるのです。自分も同じように、未来の良き社会のために生きようではありませんか。

このようにして考えた抜いた上での目指すキャリアであれば、「必ず成し遂げよう」という気持ちも湧いてくるのではないでしょうか。

3.社会を洞察するためにマインドマップを使う


「求められていること」を考え、自分のキャリアの方向性を考えるために、まず、このマインドマップ・テンプレートで、未来社会について考えてみてはいかがでしょうか。

マインドマップ 「未来社会を考えるためのテンプレート」 (作: 塚原 美樹)
未来社会を考え、キャリアの方向性を見出す

未来社会について考える際の、さまざまな要素がこのマインドマップには用意されています。

まず、このテンプレートの第2階層目以降に思いつくことを書いてみましょう。知っていることや、予想できることなどを書くのです。

よく書けるところもあれば、まったく書けないところもあるかもしれません。書けないところは、その分野についての知識が足りなかったり、普段、あまり考えていない分野でしょう。このマインドマップを書くことをきっかけにして、今まで考えてこなかったことについても、今後はもっと考えるようにすると良いでしょう。

4.社会の中での自分


こうして未来社会について考えていくうちに、「社会の中での自分」についても考えられるようになると思います。自分の「強み」を磨き、より良い社会のために貢献するのが、キャリアの本質だと思います。

今の日本社会は、世界の中でも本当に豊かです。「食えなくて死ぬ」なんてことは、まず、ありえません。だからこそ、単に「食べるための仕事」ではなく、「自分を生かすための仕事」を考えることができるのです。これは、とてもありがたいことではないでしょうか。

せっかくこんな豊かな国に生まれたのですから、社会の中で、自分をどう生かすのかを考え、試験勉強を明るい気持ちで、元気に乗り切っていってください。

あなたの成功を祈っています!

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